第11回北海道・東北臨床工学会に参加

2025年11月15日 (土)、16日 (日)に仙台国際センターで第11回北海道・東北臨床工学会が開催され、臨床工学科の五十嵐一生、池田奈摘、清川恭子、宮下智、今野忍、小池錬、石垣開、髙宮渉の8人が参加しました。

五十嵐一生はパネルディスカッションの「高齢維持透析患者の元気と笑顔を守る!〜私達CEが出来る事〜」で「高齢透析患者に対する透析効率のダウングレードと血行動態管理」について講演し、モーニングセミナーの「新たなVAモニタリングツール、HVSIの臨床活用法」で座長を務めました。また、一般演題では「透析中の血行動態変化と透析回復時間の関連性:体液状態による効果修飾の検証」および「大孔径膜と低用量置換を併用した前希釈オンライン血液透析濾過の溶質除去効果と安全性」について発表しました。Best Presentation Awardセッションの審査員も務めました。

小池錬はパネルディスカッションの「医療安全の知見を深める〜所属施設や技士会の取り組みから〜」で「所属施設の医療安全への取り組み」について、グループワークの「若手の活動を聞いてグループワークで質問しよう!」では「山形県Y・ボードの活動報告」について講演しました。また、パネルディスカッションの「臨工たまご・ひよこルーム」では座長を務め、一般演題では「認知症患者における安全性確保と小分子量物質の除去抑制を目的としたシングルニードル透析導入の一症例」について発表しました。

クラインシュタイン医工学パースペクティブの金成泰先生の「血液浄化の発展を推進した原動力:ターゲットの変遷と展望」についての講演は圧巻でした。当院から質問もさせていただき、今のHDFの考え方に対する違和感が晴れました。

「HDFの最適化は、臨床工学技士の仕事です。」という言葉を胸に、今後も患者様にとってより良い治療を目指して取り組んでまいります。

学会WEBサイト:https://j-lppf2.jp/ce-miyagi11/index.html

(臨床工学科 広報担当 今井)